ロラン・バルト テクスト礼讃

コトバのソムリエふぃでりおがお送りするテクストの世界。 二人の男が現れた。 一人はバスティーユ監獄の方から、一人は植物園の方から ブヴァールとペキュシェ…彼等はすべてのものから裏切られてしまった……フローベール

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歴史的闘争に身を投じ

「われわれの〈西洋オクシダン〉のなかで、文化のなかで、言語体系と言語活動のなかで、記号内容との死闘に、歴史的闘争に身を投じなければならないのです。」
ロラン・バルト『神話作用』
[ 2008/03/07 00:06 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(2)

《テクストについて重ねられた

「私のテクスト群は、互いに入り組み合っていて、どれひとつとして他を覆いつくしてはいない。このテクストも、ひとつ《つけ加えられた》テクスト、系列中の最新のもの以外ではなく、意味の究極形態などではない。《テクストについて重ねられたテクスト》、と言ってみたところで、それで何ひとつ明白になるわけではない。」
ロラン・バルト『彼自身によるロラン・バルト』みすず書房 p.186 2004

[ 2008/02/24 23:01 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

私が文学と言いますのは、

「私が文学と言いますのは、一群の、一連の作品のことではなく、商業や教育の一部門のことでもなく、ひとつの実践、書くという実践によって残された痕跡からなる複合的な書きもののことなのです。」
ロラン・バルト「コレージュ・ド・フランス就任講義」
[ 2008/02/24 23:01 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

夢は《モノローグ的》である。

「夢を(いい夢でも悪い夢でも)見るのは味気ない(夢の話ほど退屈なものがあろうか!)。それに反して幻想は、どんな徹夜や不眠の時間をすごすときも、ありがたい。それは、肌身離さず持ち歩けるポケット判の小説であり、どこででも、他人にとやかく思われることなく、列車の中でもキャフェでも、持ち合わせの時間をすごしながらでも、開いて見ることができる。私は夢が嫌いだが、それは、人間がそれにすっかり吸い込まれてしまうからだ。夢は《モノローグ的》である。そして幻想が私の気に入っているのは、それが現実(私が現にいる場所という現実)の意識に伴って共変異するからだ。」
ロラン・バルト『彼自身によるロラン・バルト』みすず書房 p.128 1979

[ 2008/02/20 21:35 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(1)

〈書物〉の破壊 一冊の綴じ物

「『恋愛のディスクール・断章』には、初めもなければ終りもなく、どこから読み始めてもどこで読み終えても同じことだ。これは〈書物〉の破壊であり、古今東西、いまだかつて書かれたことのない一冊の綴じ物なのである。これを一冊の引用(ゲーテはじめ多くの著者の、会話の、打ち明け話の、独白の)の織物と呼ぶこともできるがここにはテクストという語はめったに現れず、インタビューを読んでもすでにテクストの理論からはなれていることは明白である。テクストに代って、ここにとくに頻出するのは〈イメージ〉という一語にほかならない。」
篠田浩一郎『ロラン・バルト』岩波書店 1989 p.401
[ 2008/01/16 21:48 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

物語は存在する

「物語は、良い文学も悪い文学も区別しない。物語は、人生と同じように、民族を越え、歴史を越え、文化を越えて存在するのである。」
ロラン・バルト「物語の構造分析序説」『物語の構造分析』みすず書房 1979 p.2
[ 2007/10/18 21:33 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

作者は死に、言葉が

「テクストが書かれるやいなや作者は死に、言葉が一人歩きする」
ロラン・バルト
[ 2007/08/08 17:51 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(1)

Roland Barthes

Toutes proportions gardees, l'ecriture au degre zero est au fond une ecriture indicative, ou si l'on veut amodale.

あらゆる関係を考えに入れてみたところ、零度のエクリチュールとは、ようするに直接話法的な、あるいはそういったほうがよければ法には関係のないエクリチュールなのである。

Roland Barthes, Le Degre zero de l'ecriture
ロラン・バルト『零度のエクリチュール』1953
[ 2007/06/23 17:42 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

ロラン・バルト

「作家とは彼のパロールに加工する(たとえ霊感を受けた場合でも)者であり、職分としてこの加工の仕事に自らを傾注する者である。(略)それは、裁量に服することのない実践の目の眩むようなスペクタクルを提示することによって、世界を揺さぶることのできる力である。だからこそ、作家に向ってその作品を参加させることを要求するのは無意味である。(略)作家にとっての真の責任とは、文学を《参加のしそこない》として、現実の「約束の地」に注がれたモーゼの眼差しのようなものとして、耐え忍ぶことである。(略)さて著述家だが、彼らは《他動的》な人間である。(略)彼は自分のメッセージがおのれを振りかえって自分自身の上で閉じることを認めない、そこに自分の言わんとしたこと以外のことを区分して読みとられることを認めない。一方作家にとってはすでに見たようにまるで反対である。」
ロラン・バルト「作家と著述家」『エッセ・クリティック』1972
[ 2007/05/30 17:30 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

ロラン・バルト

「今日では誰でもが、多かれ少なかれ公然と、作家たらんという要請と著述家たらんという要請の間で二股膏薬をかけている。(略)そして、このような葛藤(なんなら、このような契約、と言ってもいいが)は言語活動のレベルで成立するものである、と言っても、驚くにはあたらないことは言うまでもない。言語活動とは、主観性の制度化という逆説なのだから。」
ロラン・バルト「作家と著述家」『エッセ・クリティック』1972
[ 2007/05/30 17:29 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

ロラン・バルト

「その第一の傾向によれば、分析は、世界中のあらゆる物語に対して、言うまでもなく 形式的な一個の物語モデル、「物語の構造」ないし「物語の文法」を確立しようとつと め、(ひとたびそれが見出されたら)個々の具体的な物語は、それに対する編差の観点 から分析される。これに対して、第二の傾向によれば、物語は(少なくともそれが可能 な場合には)、だちに〈テクスト〉の観念によって包摂される。〈テクスト〉とは、現 におこなわれつつある意味作用の空間のことであり、その過程のことであり、(中略)現 に進行しつつある生産活動として観察される。」
ロラン・バルト「エドガー・ポーの一短編のテクスト分析」(『記号学の冒険』花輪光訳−みすず書房刊−所収)
[ 2007/02/24 16:38 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

ロラン・バルト

「テクストに対しては、全然形容詞的でない、これだという評価を下せない。更に言えば、私にとってはこれだということだ。この《私にとって》は、主観的でも、実存的でもなく、ニーチェ的だ《……実際、いつも同じ質問だ。これは私にとってなんであるか……》」
ロラン・バルト『テクストの快楽』
[ 2007/02/24 16:21 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)

ロラン・バルト

「『テクスト』は『織物』という意味だ。しかし、これまで、この織物は常に生産物として、背後に意味(真実)が多かれ少なかれ隠れて存在するヴェールとして考えられてきたけれど、われわれは、今、織物の中に、不断の編み合わせを通してテクストが作られ、加工されるという、生成的な観念を強調しよう。この織物−このテクスチュール(織物)−の中に迷い込んで、主体は解体する。自分の巣を作る分泌物の中で、自分自身溶けていく蜘蛛のように。新語を好むならば、テクストの理論をイフォロジーhyphologie と定義することもできよう(hyphologie とは織物と蜘蛛の巣のことだ)。」
ロラン・バルト『テクストの快楽』
[ 2007/02/24 16:19 ] ロラン・バルト | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

フィデリオ

Author:フィデリオ
学生時代を回想してみる・・・
金欠にもかかわらず、仕送りをほぼ全額「文学」と「お酒」に費やした日々・・・あと、映画
本は次の本を買うために売られ、酒はどんどん消費された。映画たくさん見た。大学行かずに。。。まさに文学=パンク。

残ったのは知識の断片のみ。。。
いま、その断片(文学)たちが蠢き出す。。。

テクノ大好きふぃでりおがお送りする
言葉たちによる
縦横無尽・横断・縦断
操り、操られ、戯れ。
このゴッタ煮文学的状況は、ある意味で間テクスト性を体現する。(間テクスト性とは言葉で説明すると途端に陳腐なものに見えてしまう。古いし)

テクノマエストロ「ふぃで」がお勧めする
コトバたちを召し上がれ
ヾ(◎´∀`)ノ〃{ラッシャィ♪♪♪♪

※当サイトはどのページにリンクを貼っていただいてもかまいませんし、その際に連絡等も必要ありません。なぜなら……ここにあるのはワタシの言葉ではなくアナタの言葉だからです。文学!!

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